「新刊を出しても書店に並ばない」「営業担当がいないため、刊行のたびに手が回らない」と悩む出版社は少なくありません。書店営業代行を利用すれば、書店を回る営業活動を経験豊富な外部の担当者に任せ、出版社は編集と制作に集中できます。
本記事では、書店営業代行が解決する課題や利用するメリット、費用相場、代行会社の選び方までまとめて解説します。対応できる会社の比較や営業代行の成功事例も紹介しますので、販路づくりを検討している出版社の方はぜひ参考にしてください。
なお、書店回りだけでなく、企業や団体へのまとめ買い提案といった法人向けの販路を営業代行で広げる方法もあります。StockSun株式会社が運営するカリトルくんは、テレアポや手紙など複数の手法を組み合わせて法人向けの新規開拓を支援していますので、あわせてご検討ください。
書店営業代行が解決する出版社の課題

書店営業代行とは、出版社に代わって担当者が書店を訪問し、新刊案内や注文獲得、売り場づくりの提案までを行うサービスです。まずは、多くの出版社が書店営業で直面している課題を整理します。
書店数の減少で営業効率が悪化している
全国の書店は年々減少しており、1店舗あたりの訪問にかかる移動の負担が以前より重くなっています。近隣の書店をまとめて回れた時代と違い、店舗同士の距離が離れたことで、同じ時間をかけても訪問できる件数が減っているのが現状です。
さらに、残った書店も大型店と小規模店で品ぞろえの方針が分かれており、店舗ごとに提案内容を変える必要があります。限られた人員で全店に同じ営業をしても成果につながりにくく、どの書店にどの本を提案するかという選別の精度が問われるようになりました。
加えて、書店側も限られた棚を有効に使おうと選書に慎重になっており、新刊を置いてもらうには以前より丁寧な説明が求められます。こうした環境の変化により、自社の担当者だけで書店営業を続ける体制には限界が見え始めています。
営業部門を持たない出版社が多い
小規模な出版社や専門書の版元では、編集者が営業を兼務しているケースが珍しくありません。書店営業の専任担当を置く余裕がないため、新刊の案内が発売直前になったり、注文の獲得が取次経由の配本頼みになったりしがちです。書店営業は、店舗ごとの客層や棚の構成を把握したうえで提案する専門性の高い仕事であり、片手間で成果を出すのは簡単ではありません。
営業経験のない担当者が慣れない書店回りに時間を取られると、本来の編集業務にも影響が出ます。営業の担当者を新しく採用しようにも、書店営業の経験者は限られており、採用してから成果が出るまでには相応の時間と人件費がかかります。営業部門を持たないまま刊行点数だけが増えていくと、せっかく作った本が書店に届かないという状況に陥りやすくなります。
刊行のたびに全国を回りきれない
新刊の発売時期には、限られた期間で多くの書店に案内を届ける必要があります。しかし、首都圏の書店は回れても、地方の書店までは物理的に回りきれないという出版社が大半です。訪問できなかった書店では新刊の存在自体が知られず、配本されても目立たない棚に置かれたまま返品されてしまうこともあります。刊行のたびにこの状況が繰り返されると、地方での販売機会を継続的に逃すことになります。
出張費や移動時間を考えると、自社の担当者が全国を回る体制は費用対効果の面でも現実的ではありません。電話やメールでの案内に切り替える方法もありますが、書店員と直接会って棚の状況を確認できる訪問営業に比べると、提案の通りやすさに差が出ます。訪問できる範囲をどう広げるかという地域カバーの仕組みづくりが、多くの出版社に共通する課題です。
書店数の減少や営業人員の不足といった課題は、自社だけで解決しようとせず、外部の営業力を借りることで対処できます。カリトルくんは月額10万円から始められる固定報酬型の営業代行で、営業部門を持たない会社でも新規開拓に取り組みやすい体制を用意しています。
書店営業代行を利用するメリット

書店営業代行を活用すれば、出版社には次のようなメリットが生まれます。
営業部門ゼロでも全国の書店に届く
書店営業代行を利用する大きな利点は、自社に営業部門がなくても全国の書店へ新刊を案内できることです。代行会社は主要な書店を定期的に訪問するルートを持っており、そこに自社の本を載せてもらう形で案内が行き渡ります。自社で全国をカバーしようとすれば、担当者の採用や出張費など多くの費用と時間がかかりますが、代行であれば必要な期間だけ営業力を確保できます。
特に地方の書店は自社だけでは接点を作りにくいため、既存の訪問ルートを持つ会社に任せる効果が大きい領域です。刊行点数が少ない出版社でも、発売時期に合わせて集中的に案内を届けられます。営業体制を固定費として抱えずに済むため、刊行のペースが一定でない出版社にとっても取り入れやすい方法だといえます。
既存の書店ルートをそのまま使える
書店営業は、担当者と書店員の信頼関係が成果を左右する仕事です。代行会社の担当者は日頃から書店に通っており、店舗ごとの客層や棚の傾向を踏まえた提案ができます。自社で営業担当を採用した場合、書店との関係づくりから始めることになり、提案を聞いてもらえる状態になるまで時間がかかります。
一方、代行会社に依頼すれば、長年かけて築かれた書店との関係を最初から使えます。この点が自社採用との一番の違いです。書店員に顔を覚えられている担当者からの案内は読まれやすく、注文やフェア展開にもつながりやすくなります。過去にどの本がその店で動いたかという情報も蓄積されているため、提案の精度も自然と高まります。立ち上がりの速さを重視する出版社ほど、この差を大きく感じるはずです。
編集と制作に集中できる
営業活動を外部に任せると、社内の時間を本づくりそのものに集中させられます。編集者が書店回りを兼務している出版社では、訪問準備や移動に取られていた時間がそのまま企画や編集に戻ってきます。良い本を作ることと、その本を書店に届けることは別の専門性が求められる仕事であり、両方を少人数でこなそうとすると、どちらも中途半端になりがちです。
営業は書店を熟知した担当者に任せ、社内は企画・編集・制作に専念するという分担ができれば、刊行点数や本の質を落とさずに販路を広げられます。書店から届いた反応を次の企画に反映する余裕も生まれ、結果として売れる本づくりにもつながっていきます。役割を分けることは、小規模な出版社が限られた人員で成果を出すための現実的な方法です。
ここで挙げた営業業務の代行というメリットは、書店向けに限らず法人向けの販路にも当てはまります。カリトルくんはテレアポやフォーム営業など複数の手法を使い分けるBtoBの営業代行で、企業へのまとめ買い提案のような書店以外の販路づくりを伴走しながら支援します。
書店営業代行の費用相場
費用は料金体系ごとに考え方が根本から異なるため、金額の大小だけを並べて比べると判断を誤ります。まず代表的な体系と目安の金額を押さえ、そのうえで開発案件という商材の性質に合う形を選ぶ順序を踏んでください。
| 料金体系 | 具体的な費用の目安 |
|---|---|
| 固定報酬型 | ・月額10万円程度〜数十万円 ・初期費用5万〜10万円程度 ・成果にかかわらず毎月一定額 |
| 成果報酬型 | ・アポ単価1.5万〜2万円程度 ・コール単価200〜300円程度 ・初期費用は抑えやすい |
| 複合型 | ・月額5万〜10万円程度 ・成果連動費用を上乗せ ・固定費を抑えつつ成果も求める形式 |
固定報酬型は、獲得件数にかかわらず毎月一定額を支払う形です。月額10万円程度から数十万円が目安で、これに初期費用として5万〜10万円程度が加わります。成果報酬型はアポイント1件あたり1.5万〜2万円程度、架電1件あたり200〜300円程度という単価設定が一般的で、初期の持ち出しを抑えやすい構造です。複合型は月額5万〜10万円程度の固定費に成果連動分を上乗せする折衷案にあたります。
おすすめは固定報酬型です。毎月の費用が一定で予算が立てやすく、目先の成果数に左右されず腰を据えて運用改善に取り組めるため、安定して新規開拓を伸ばしたい企業に向いています。開発案件は一件あたりの金額が大きく、検討期間も長くなりがちです。要件を丁寧に聞き取った商談こそが受注につながる商材である以上、件数を追わせない料金構造のほうが相性は良くなります。
費用の予測しやすさを重視するなら、書店以外の法人販路についても料金体系が明快な会社を選びたいところです。カリトルくんは月額10万円からの固定報酬型で、成果の件数によって支払いが変動しないため、販路開拓の予算を立てやすいのが特徴です。
参考:営業代行の料金形態と費用相場!費用対効果の目安や失敗しない選び方も解説
書店営業代行会社の選び方
書店営業代行会社は、それぞれ得意なエリアや業務範囲が異なります。ここでは、依頼先を比較するときに確認したい基準を解説します。
訪問できる書店の数とエリア
まず確認したいのは、その会社が実際に訪問している書店の数と対応エリアです。全国対応をうたっていても、定期的に回っているのは首都圏中心という場合もあれば、地方の中核書店まで訪問コースに含めている場合もあります。自社の本の読者がどの地域に多いのかを踏まえ、重点エリアと代行会社の訪問ルートが重なっているかを見極めましょう。
また、大型チェーンの本部への提案と、個人経営の店舗への提案では進め方が異なります。訪問リストの内訳を見せてもらい、自社が届けたい書店の層と合っているかを契約前に確認することが大切です。あわせて、訪問の頻度も確認しておきましょう。月に何度回るかによって、新刊案内のタイミングを合わせられるかが変わってきます。
自社の出版ジャンルでの実績
書店営業では、ジャンルごとに提案先の棚も書店員も変わります。ビジネス書と児童書では売り場も客層も異なるため、自社と同じジャンルでの営業実績があるかを確認しましょう。実績のある会社なら、どの書店のどの棚に強いか、どんな販促物が効果的かといった知見をすでに持っており、立ち上がりが速くなります。
過去に扱った書籍のジャンルや、類似の版元の支援例を質問すれば、得意分野はある程度見えてきます。専門書や地域出版など特殊なジャンルの場合は、一般書の実績だけで判断せず、近い分野をどう扱ったかまで踏み込んで聞いておくと安心です。実績が乏しい分野であっても、どのように棚を調べて提案を組み立てるかを説明できる会社であれば、任せる価値は十分にあります。
訪問結果の報告の粒度
営業を任せた後に見えなくなりやすいのが、実際の訪問内容です。どの書店で何冊の注文につながったかという粒度で報告してくれる会社であれば、施策の効果を検証しながら次の刊行に活かせます。訪問した店舗の件数だけを伝える報告では、成果と費用のつながりが判断できません。報告の頻度や書式に加えて、注文数や書店員の反応まで記載されるかどうかを、契約前にサンプルで確認しておきましょう。
報告が具体的な会社ほど、訪問の中身にも自信を持っていると考えられます。訪問先の反応は次の企画の参考にもなるため、報告の質は費用と同じくらい重視したい基準です。断られた理由まで記録されていれば、案内の仕方や販促物の内容を見直す材料にもなります。
ここで挙げた報告の粒度は、書店営業に限らず営業代行全般を選ぶときに使える基準です。カリトルくんは全架電の録音データを共有する運用を取っており、法人向けの新規開拓を任せる場合でも、営業活動の中身を確認しながら進められます。
参考:営業代行で失敗する5つの原因と対策!おすすめの会社や選び方も解説
書店・出版業界に対応した営業代行会社7選
ここでは、書店・出版業界の販路づくりに対応できる営業代行会社を紹介します。書店を定期訪問するルート特化型と、企業への販路を開拓する法人開拓型ではサービスの性質が異なるため、依頼したい業務に合わせて選び分けてください。
| 会社名 | 特徴 | 料金体系 | 料金 |
|---|---|---|---|
| カリトルくん | BtoBの新規開拓に特化し法人向けの販路づくりを支援 | 月額固定報酬型 | 月額10万円〜 |
| トーハン・コンサルティング | 取次系で全国主要書店を網羅する訪問コースを持つ | 公式サイトにて要問い合わせ | 公式サイトにて要問い合わせ |
| リベロブ | ヒアリング起点のオーダーメイド型出版営業代行 | 公式サイトにて要問い合わせ | 公式サイトにて要問い合わせ |
| ルリエコーポレーション | 首都圏中心の定期訪問で全国の書店・生協に対応 | 月額契約・スポット契約 | 公式サイトにて要問い合わせ |
| サンブック社 | 書店訪問から物流・倉庫までまとめて任せられる | 公式サイトにて要問い合わせ | 公式サイトにて要問い合わせ |
| ブリッジ | 大手出版社の販促・PR支援と人材派遣に強い | 公式サイトにて要問い合わせ | 公式サイトにて要問い合わせ |
| サンクチュアリ出版 | 営業・販促・流通の代行をセットで提供 | 公式サイトにて要問い合わせ | 公式サイトにて要問い合わせ |
カリトルくん

カリトルくんは、StockSun株式会社が運営するBtoBのアウトバウンド営業に特化した営業代行サービスです。 書店を回るルート営業の専業ではないため、店頭づくりはルート特化型の会社に任せたうえで、企業や団体へのまとめ買い提案、法人向け出版サービスの新規開拓といった法人販路を委ねる場合の選択肢になります。テレアポ・フォーム営業・メール・手紙など複数の手法を用意しており、相手の業界に合わせて反応の良い方法へ切り替えながら商談を作ります。業界ごとに担当を配置し、商材理解のテストに合格した担当者だけが稼働する体制をとっているため、専門用語が多い分野でも会話が成立しやすい点が強みです。全架電の録音データを共有する運用により、どのような会話が行われたかを出版社側でも確認できます。月額10万円からの固定報酬型で、400社以上の支援実績があります。
| 会社名 | カリトルくん(StockSun株式会社) |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿3-8-3 新都心丸善ビル7階 |
| 特徴 | BtoBアウトバウンド営業に特化。テレアポ・フォーム・手紙などを業界別に使い分け、全架電の録音を共有する。月額10万円〜の固定報酬型。 |
| 向いている企業 | 書店ルートと並行して法人向けの販路を広げたい出版社、企業や団体へのまとめ買いを開拓したい出版社 |
株式会社トーハン・コンサルティング

株式会社トーハン・コンサルティングは、取次大手トーハンのグループ会社が手がける営業代行サービスです。 北海道から沖縄まで全国の書店を訪問する販売促進の代行に対応しており、訪問コースは全国の主要書店を網羅しています。営業を担当するのは書店や出版社での勤務経験を持つスタッフで、店舗ごとの販売力に合わせた無理のない提案を行う点が特徴です。取次のグループという立場から、書店の現場事情と流通の双方に通じていることも強みといえます。コンサルティング事業や人材派遣、教育研修まで幅広く手がけているため、営業代行だけでなく出版社の体制づくりまで相談できます。全国規模で書店を回りたい出版社や、業界経験の長い担当者に任せたい出版社に向いた依頼先です。料金は公開されていないため、詳細は問い合わせが必要になります。
| 会社名 | 株式会社トーハン・コンサルティング |
| 所在地 | 東京都新宿区東五軒町6-24 |
| 特徴 | 取次大手トーハンのグループ会社。全国の主要書店を網羅する訪問コースを持ち、業界経験の長いスタッフが販売促進を代行する。 |
| 向いている企業 | 全国規模で書店を訪問してほしい出版社、業界経験のある担当者に任せたい出版社 |
株式会社リベロブ

株式会社リベロブは、出版業界のコンサルティングと営業代行を手がける会社です。 2011年に東京で創業し、出版社の営業業務をまとめて引き受けてきました。特徴は、営業を始める前のヒアリングに力を入れている点にあります。出版社の事業の進め方や現状の課題、目指したい目標を丁寧に聞き取り、データにもとづいた営業プランを組み立てたうえで動き出す流れをとっています。対応できる業務の幅も広く、書店への訪問営業や電話営業、FAX営業、取次の本部営業に加えて、POSデータや書店リストの整備、売れ行きの調査と分析、販促物のデザインから設置までを受託します。営業業務の一部だけを切り出して任せることも、全体をまとめて委ねることも可能です。何から手をつければよいか整理しきれていない出版社に向いています。
| 会社名 | 株式会社リベロブ |
| 所在地 | 東京都新宿区水道町2-15 |
| 特徴 | 事前のヒアリングを重視したオーダーメイド型の出版営業代行。訪問・電話・FAX・本部営業から販促物の制作・設置まで対応する。 |
| 向いている企業 | 営業の進め方から相談したい出版社、営業業務の一部だけを切り出して任せたい出版社 |
株式会社ルリエコーポレーション

株式会社ルリエコーポレーションは、出版社向けの書店営業代行を専業とする会社です。 首都圏の書店への定期訪問を軸に、地方の店舗に対しても販売促進の活動を行い、全国の書店や生協への営業に対応しています。取次との連携を強めながら、新刊書籍の提案や販促物の提供に力を入れている点が特徴です。契約の形も柔軟で、月額契約のほかスポット契約にも応じているため、刊行のたびに必要な分だけ依頼したい出版社でも使いやすい体制が整っています。書店営業を専門としているぶん、店舗ごとの棚や客層に合わせた提案の蓄積があり、自社に営業担当がいない出版社でも書店との接点を確保しやすくなります。首都圏を重点的に押さえたうえで全国へ広げたい出版社にとって、有力な相談先といえるでしょう。
| 会社名 | 株式会社ルリエコーポレーション |
| 所在地 | 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル5階 |
| 特徴 | 出版社向けの書店営業代行を専業とする。首都圏の定期訪問を軸に全国の書店・生協へ対応し、月額契約とスポット契約を用意する。 |
| 向いている企業 | 首都圏を重点的に押さえたい出版社、新刊ごとに必要な分だけ依頼したい出版社 |
株式会社サンブック社

株式会社サンブック社は、書店チャネルでの販売促進を長年手がけてきた会社です。 出版社やメーカーを対象とした販促のサービスに特化しており、創業から20年以上にわたって書店での販売促進に取り組んできた実績があります。全国上位3000店舗の書店への定期訪問体制を持ち、主要エリアにスタッフを配置することで、広い範囲をカバーできる基盤を築いてきました。営業の方法も書店訪問だけにとどまらず、電話での案内やイベントの企画まで含めて対応します。加えて、書籍の保管や配送、在庫管理、返品処理といった出版物流や倉庫管理の業務もあわせて手がけている点が他社との違いです。全国に複数の物流拠点を持っているため、営業と物流をまとめて任せたい出版社にとって窓口を一本化できる依頼先になります。
| 会社名 | 株式会社サンブック社 |
| 所在地 | 埼玉県越谷市西方3125-1 |
| 特徴 | 全国上位3000店舗への定期訪問体制を持つ書店販促の専門会社。書籍の保管・配送・在庫管理といった出版物流までまとめて対応する。 |
| 向いている企業 | 営業と物流の窓口を一本化したい出版社、全国の書店を広くカバーしたい出版社 |
株式会社ブリッジ

株式会社ブリッジは、出版社の営業関連業務の代行や人材派遣、コールセンター業務を手がける会社です。 1994年の設立以来、出版業にまつわる幅広い分野でアウトソーシングの事業を続けており、大手出版社を含む200もの企業と取引してきた実績があります。書店営業では、店舗を定期的に訪問し、その店の特徴や客層に合わせて雑誌や書籍を紹介するほか、陳列の提案やPOPの作成まで販促活動をまとめて支援します。近年は電子書店や電子取次、デジタル配信のサービス会社といった出版と隣り合う領域への人材派遣にも取り組んでおり、紙と電子の双方に目配りできる体制を整えてきました。雑誌を含めて継続的に販促を行いたい出版社や、営業の人手そのものを補いたい出版社に向いています。
| 会社名 | 株式会社ブリッジ |
| 所在地 | 東京都千代田区九段北3-2-5 |
| 特徴 | 1994年設立。出版社の営業代行・人材派遣・コールセンター業務を手がけ、書店の定期訪問から陳列提案やPOP作成まで支援する。 |
| 向いている企業 | 雑誌を含めて継続的に販促を行いたい出版社、営業の人手そのものを補いたい出版社 |
株式会社サンクチュアリ・パブリッシング

株式会社サンクチュアリ・パブリッシングは、自社の出版活動で培った全国書店への営業網を他社へ提供している出版社です。 書店流通を持たない出版社に向けて、営業代行・販促代行・流通代行をまとめて提供している点が他にはない特色といえます。この仕組みを利用すると、取次に自社の口座を開設しなくても全国の書店へ書籍を流通させられるため、これから出版事業を始める会社や、口座開設のハードルに悩んできた出版社でも書店に本を並べられます。新刊が出るときの営業活動から取次への対応、企画の提案までを一貫して任せられるほか、書籍の入稿データを預かって納品までを代行するサービスも用意されています。出版社としての実務を知る立場から支援を受けられる点も、依頼先を選ぶうえでの判断材料になるでしょう。
| 会社名 | 株式会社サンクチュアリ・パブリッシング(サンクチュアリ出版) |
| 所在地 | 東京都文京区向丘2-14-9 |
| 特徴 | 出版社自身が営業代行・販促代行・流通代行をまとめて提供。取次に口座がなくても全国の書店へ流通させられる仕組みを用意する。 |
| 向いている企業 | 取次口座を持たない出版社、これから出版事業を立ち上げる会社 |
営業代行の成功事例

ここでは、カリトルくんが支援した営業代行の事例を紹介します。書店営業そのものの事例ではありませんが、卸・流通まわりの新規開拓や、言葉を扱う事業の販路づくりという点で、出版社の参考になる内容です。
卸業の新規開拓を支援した事例
地域情報サイトの運営やSNS運用代行に加え、ノベルティグッズの卸も手がける仙台の企業を支援した事例です。書店営業ではありませんが、卸・流通まわりの営業代行の例として紹介します。支援開始から3ヶ月、計600コールで16件のアポイントを獲得し、そのうち4件が成約、検討中を含めると計8件が受注に近い状況まで進みました。成果につながった理由は、まずは資料を届けて挨拶するだけという心理的ハードルの低いアポイントを大量に設定し、地元で認知度の高い自社メディアを活用して接点を広げたことです。あわせて、SNS運用からグッズの卸まで商材の種類が多いほど相手の課題のどれかに合う提案ができる点も成果を後押ししました。複数の商品を持つ事業者ほど、営業代行との相性が良いことを示す事例です。
ブランディング支援の開拓事例
脚本家の知見を活かして、企業やNPO法人のビジョンデザインや言語化を支援する事業の開拓事例です。出版業界ではありませんが、言葉を扱う事業の営業代行の例として紹介します。当初はテレアポを予定していたものの、ターゲットであるNPO法人の特性を踏まえると電話よりフォーム営業のほうが適していると判断し、すぐに手法を切り替えました。その結果、2ヶ月間で10〜15件の商談を獲得し、3件の受注につながっています。数値化しにくい無形の商材でも、テストマーケティングを通じて反応の良いターゲットを見つけ出し、キャッチコピーやストーリーの重要性を伝える文面でアプローチしたことが成果の背景にあります。相手の反応を見て施策を柔軟に変える進め方は、出版物の販路づくりにも応用できる考え方です。
このように、営業代行は業界が違っても進め方の考え方は共通しています。自社の商材でどのような販路が作れそうか気になる方は、カリトルくんの資料請求から気軽に相談してみてください。
書店営業代行で成果を出すポイント

書店営業代行は、依頼して終わりではなく、出版社側の関わり方によって成果が変わります。ここでは、代行を活かすために押さえたいポイントを解説します。
オーナーシップを持って関わる
営業代行で失敗しやすいのは、任せきりにして改善のサイクルを一緒に回さないケースです。代行会社に自社の社員と同等以上の商材理解を最初から求めるのは難しいため、本の内容や読者層、売りたい理由といった情報は出版社側から積極的に提供する必要があります。書店からの反応や注文状況の報告を受けたら、次の訪問先や提案内容の見直しに一緒に取り組みましょう。本の魅力を最も語れるのは、作り手である出版社自身です。
その知識を代行会社が営業の場で話せる状態に整えることが、発注側の重要な役割になります。定期的に打ち合わせの場を設け、うまくいった提案とそうでなかった提案を共有できれば、訪問のたびに提案の精度が上がっていきます。役割分担を明確にし、当事者として関わる姿勢が成果につながります。
重点エリアと書店を絞る
限られた予算で成果を出すには、どの地域のどの書店に注力するかを先に決めておくことが大切です。読者層が多い地域や、類書が売れている書店に訪問先を絞れば、同じ費用でも注文につながる確率が上がります。あわせて、書店員がすぐ使える販促物や、これまでの販売実績をまとめた資料を先に渡しておくと、訪問先での提案が通りやすくなります。
書店員は多くの出版社から案内を受け取っており、判断材料がそろっている本ほど扱いやすいためです。全国にまんべんなく案内するより、狙いを定めた書店で確実に売り場を作るほうが、結果として次のエリアにも展開しやすくなります。特定の店舗で動いた実績は、他の書店に提案するときの説明材料としてそのまま使えるためです。
書店以外の販路も並行して育てる
書店の店頭だけに販路を頼ると、配本や返品の増減に売上が左右されます。図書館への納入、自社サイトでの直販、企業や団体へのまとめ買い提案など、書店以外の販路を並行して育てることで経営が安定します。特に法人へのまとめ買いは、研修用の書籍や記念誌など一度に動く部数が大きく、書店営業とは別の営業活動が必要な領域です。この分野の開拓には、法人向けの新規開拓を得意とする一般的なBtoB営業代行が選択肢になります。
また、書店や読者の反応を見ながら販促物や価格の見せ方を変えられる出版社は結果が出やすい傾向があり、この進め方は業界を問わず応用できます。複数の販路を並行して育てておけば、どこか一つの調子が落ちても全体の売上が急に落ち込むことはありません。
図書館や法人まとめ買いといった書店以外の販路は、開拓の進め方が一般の法人営業に近い領域です。カリトルくんはテレアポ・フォーム・手紙など複数の手法を相手の業界に合わせて使い分けながら、こうした法人販路の新規開拓を支援しています。
書店営業代行についてよくある質問
最後に、書店営業代行を検討する出版社からよく寄せられる質問に答えます。
1冊だけでも依頼できるか
1冊からの依頼に対応している会社はあります。新刊ごとの単発契約やスポット契約を用意している会社であれば、発売時期に合わせて集中的に書店を回ってもらえます。まずは1冊で試し、報告内容や成果を見てから継続を検討する進め方が現実的です。
自費出版でも依頼できるか
自費出版の書籍でも依頼できる会社はあります。ただし、書店に並べるには取次経由の流通経路が確保されているかが前提になるため、ISBNの有無や流通の状態を最初に伝えたうえで対応可能かを確認しましょう。流通代行までセットで提供する会社なら、取次口座がなくても相談できます。
店頭に並ぶまでの期間はどれくらいか
依頼から店頭に並ぶまでの期間は、流通の状況や書店の発注タイミングによって変わります。すでに取次との口座があり配本の仕組みが整っている場合は比較的早く進みますが、流通の整備から始める場合は数ヶ月単位で見ておくのが無難です。発売日が決まっているなら、逆算して早めに相談することをおすすめします。
契約形態や流通の条件は会社によって異なるため、疑問点は見積もりの段階で確認しておくと安心です。法人向けの販路開拓に関する疑問であれば、カリトルくんでも発注前の相談から丁寧に対応しています。
まとめ|書店営業代行とあわせた法人開拓ならカリトルくんへ
書店営業代行は、書店数の減少や営業人員の不足に悩む出版社にとって、全国の書店へ本を届けるための現実的な手段です。費用は訪問店舗数やエリア、業務範囲によって変わるため、重点エリアや部数などの条件を整理したうえで複数社から見積もりを取りましょう。選ぶ際は、訪問先の内訳や報告の粒度、取次への対応まで確認することが大切です。書店回りは書店を熟知した会社に任せ、出版社は本づくりに集中する。この分担ができたとき、限られた人員でも販路は着実に広がっていきます。
そして、書店ルートと並行して法人へのまとめ買い提案などの販路を育てたい場合は、固定報酬型で新規開拓を支援するカリトルくんをご検討ください。詳しくは公式サイトの資料請求ページをご覧ください。
